名古屋市の『経営のわかる』会計事務所 公認会計士・税理士 林千尋事務所
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● 経営プチヒント <日本一の経営コンサルタント「友江照幸」の経営覚書ノートより抜粋しました> |
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「知恵の出せる経営者に育てよ」
最近の高学歴社会の中では高校、大学を出て企業に入社している者が多い、とりわけ幹部ともなればその比率は高い。
ところが中には常識的な判断すらも危っかしい者が決して少なくない。機転はきかない、今なにをなすべきかもわからない、一つ一つ言われないと動かない者等、知恵足らずの社員が増えつつあることは現実だ。
豊かな社会で苦労することがない現在の日本では、さはど知恵を働かせなくても食えるのが原因のひとつかもしれない。
幅広い教育を受けているので、言葉の上だけではうまいことを言い、表現力もある。喋らせるとなかなかのものだ。だから安心していると、なんのことはない評論家であって、実務家ではない。
経営後継者までが、評論家であっては、まるで話にもならない。企業のトップは、人間としての磨ぎすまされた知恵がなければ、ある線から先は伸びない。
この知恵には、天性のものもあるが、後天的に磨く方法は、一つ一つの仕事をこなすとき、物事をよく観察することだ。
その上で、アイデアを出す、知識を求める、先人の轍を研究してみる、こんなことをしているうちに、いろんな考え方や技を身につけることができる。
要するにいろんなことで、苦労してもがき苦しむ、そこから逃がれるべく試行錯誤を繰り返すうちに、人間も知恵も磨かれる。
従って、後継者の育成のためには、どんなことにでも体を張って、頭と体で、一つでも多く事にあたる訓練をするがよい。
未熟な段階でありながら、親の威光を笠に着て、面倒やむずかしい仕事や手を汚すことを社員にさせる。自分はそれから逃げるようでは、もう失格だ。
社員の何倍もの苦労の経験がトップには必要なのだ。
株式会社覚王山総研 特別顧問相談役 友江照幸「経営覚書ノート」より
残念ながら、弊社特別顧問相談役 友江照幸は、平成20年2月に、多くの社長様に見守られる中、永眠いたしました。
今後は、代表取締役 林千尋が、友江照幸の遺志を引き継ぎ、結果の出る”現場コンサルティング”を実施してまいります。
友江照幸が40年間にわたり書き留めた、膨大な枚数の「経営覚書ノート」を再読し、すべてをクライアント企業様の今後の発展に活かしていきたいと思います。
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